ナゾがナゾを呼ぶ、桜の春のご近所お参り紀行①~サルタヒコさま、いったいどこから…(@Д@)の、巻~
花粉症がやっと済んだ!!…はずだったのに、
鼻水とくしゃみが出まくっているツチネコです。
もしやコロ…(@Д@)と思ったのですが、どーやら春に咲き乱れる、
あらゆるお花の花粉団子ミックスに反応してるよーです。ああ~(TωT)
さてさて、前回我ながら『ダイジョブか…?!!』となるような、
ファンタジー溢れる内容の記事を更新したのですが、
その後ものすごく、心が軽くなりました。なんでか知らんが(笑)。
あれだけ調べてた『イワナガ姫』と『アカル姫』は落ち着いたようです(^ω^)
…しかし!!
ツチネコとへびっちのモノノケライフは終わらなかった!!
何故なら、とーとつに『ゴツゴツしたおじさん神』が、
脳内にやってきたのです!!(我ながら、何を意味不明なことを書いてんだか…)
前月まで働いてた元・職場の休憩室で、私が寝っ転がって休んでたら、
脳内に、のっしのっしと歌舞伎みたいな歩き方で
迫ってくる、ナゾのおじさん現る!!
お顔はゴツゴツ骨ばってて、烏帽子に、水色の狩衣、黄土色の袴でした。
へびっちに、『このおじさん誰?!誰なん?!!!』と慌てて聞いたら、
『猿田彦(サルタヒコ)さま☆』
だそーです…。
でもちょっと心当たりがありまして。
おばーちゃん神のことを調べまくってた時、良く行く近所の『生目神社』と
いうところで、『もし私が知らなきゃいけないようなことがあったら、
教えてください』みたいにお願いしたのです。
それから境内をぐるっと回って、お社を見上げると、なにやら彫刻が目に入る。
『なんの生き物?鬼かな?』『ん?お猿さんっぽい?』
『お猿さん☆』
とへびっち。帰ってから、お猿さんと神社の関係などを調べると、
を、発見!さらに当時、勤めていた先の同僚の方から
『ぜったい行きな!!ぜ~~~ったい行きな!!すごいいい旅館だから!!』
と、一日中延々勧められたので、じゃあ、と予約した鹿児島のホテル。こちらがなんと
『猿田彦さまのお屋敷跡』や、猿田彦さまも祀られている有名な『霧島神宮』の、
ほんのすぐ近くでした。
残念ながら非常事態宣言が出てしまって、宿泊は延期しております。
それまでとくにご縁を感じることもなかった猿田彦さまが、
なぜここにきて急に出現…?!!
てなことで始まります!じつはここまでが前置きでした!
長ぇよ!!
それと、不思議話が性に合わない方は、そっ閉じしてくださいませ…!(T▽T)
4月の始め、まだ緊急事態宣言が出される前、
いつもお参りしている宗像大社に一人で自転車に乗って行ってまいりました!
桜がきれいでした~!
この時、へびっちから『宗像大社にお祀りされていたのは、
本当は大国主さまと、二人のお后さま!☆』
と、聞いていたので、実際に確かめようかと思っておりました。
こちらが本殿…お分かりいただけただろうか…?
お屋根の上の飾りの丸太のようなのがありますが、
主祭神が女性の場合は偶数、男性の場合は奇数、なのだそうです。
さらに、お屋根の、バッテンのようになってる飾りの木、
こちら、上の部分が水平にカットされていたら女性、
カットされておらず、とがったままなのは男性なのだそう。
そーなのです。後で結構有名な話だと分かったのですが、
そして、それを神社関係者に問い合わせても、
『主祭神の性別と本殿の作りが一致しないのはよくあること!』
とはぐらかされるそうです。
ナゾがナゾを呼びます…もしやほんとに、大国主さまが隠されているのか…?!
そして良い天気なので、奥の院である高宮にも足を運びます。新緑がまぶちい。
向かう途中からぞゾゾゾゾッと、何も怖くないのに鳥肌が立ちました。
本物の神聖なモノに近付いたときにたまにあります。
高宮の、何もない空間に向かって、手を合わせました。
へびっち、相変わらず後ずさりします。
もしかして、ここが大国主さまの元のお宮だったのかもです。
ただ、ここをお社にしたのは、
『ここに神さまがいらっしゃると、古代の人が知っていたから』
だと思います。大国主さまがいらっしゃったなら、
彼はその神さまを祀ったんだろうと。もちろん、
大国主さまも今はもう我々を遠くからあたたかく見守ってくれている
神霊なのでしょうけどねぃ。
私は今まで島根県の出雲大社でしかおみくじを引かなかったんですが、
この日、初めてここ高宮のおみくじを引きました。
大国主さまがいらっしゃるなら声が届くかな~と思って。
そしたら、ほんとに声が届いたとしか思えないおみくじが出てきました。
ものすごく優しい、これから頑張っていこう!と思える内容でした。
神さまはいます。絶対、います。
皆、頑張って生き延びましょう!(笑)
高宮を降りて、二宮三宮をお参りしたんですが、
こちらはちゃんと女性の神さまの作りのお社なんです。
やっぱり、宗像大社はもとは大国主さまと二人のお后を祀っているのかな?
さらに事前に調べてハ!としたことが…
こちらの写真は、以前記事にもupした宗像大社の節分祭の時、
カワイイ謎の赤い実がちょこんと置いてあったりした、小さなお宮。
なんと、大国主さまの息子さんのお宮だそうです。
こちらの小さなお宮は酒造の神さまで有名な松尾社と、恵比須社。
一説によると、京都の松尾大社と、
じつは大物主さまは大国主ではなく、息子さん。
通説では、大物主さま=大国主さま(大黒さま)=出雲の神さま=大神の神さま、
なんですが、
大国主さまのお后さまの連れ子(!!!!)が、
大物主さまとされているそう。
ちなみに、へびっちは『それで合ってる☆』とのこと。ヒ~~(TωT)
私も通説の方しか知らんかったんやけど…
ここら辺は混乱するので、のちに記事にまとめたいです。
けどあの節分祭のとき、そっと置かれた赤い実。
あれはほんとに神さまがチョコンと置いたのかな~と思えました(笑)。
この小さな松尾社にお参りした瞬間、ス~っと風が吹いて、
なんだかとても心が軽くなりました。
ほんとに松尾さまが大物主さまなら、大好きな奈良の大神神社の神さまと一緒だ~!!
しかしここで注釈!!
とっても大きな蛇の神さまです。
とても古い、心の優しい素晴らしい神さまで、大好きです。
へびっちは、こちらの神さまにお仕えしております(ウチにいますが…)。
古代のヒトは三輪さまの存在が分かってたんだと思います。
なんせ、この低霊感の私でも三輪さまが人間由来の神さまでないことは
分かります。(お参りにいかれたら、きっと分かります!)
大国主さまの息子さんは三輪さまをお祀りしてらっしゃったんだと。
古代の方は我々なんかより圧倒的に霊感が鋭かったんだと思いますよぅ~。
そしてこの日、もう一つの謎にぶち当たる!!
それは自転車で宗像大社に向かっていた時、ふと、大社のすぐ近くのお山から、
神さまがいるような気配がする…
いや、あくまでフィーリングなんで気のせいかもですが(笑)、
大社のお参りが済んで帰る途中、
やっぱりそのお山から神さまの気配がする…!
へびっちに、『あそこ神さまいるよね?』と聞くと、
にやにや『うん☆』と。ニヤニヤへびの子…
よく見ると、ふもとに鳥居があるではないか!神さまいるじゃないか(笑)!!
そして向かったのが、こちら、『氏八満(うじはちまん)神社』。
なんだかただならぬ気配を感じました。どう表現していいかわからんけど、
謎にまた近付いた…!!みたいな(笑)。
菊姫さまと、お母さま(山田局さま)と、侍女の方4名、
を、弔うために建てられたお宮です。
菊姫さまは本当に気の毒なお姫さまで、戦国時代の家督争いに巻き込まれ、
お母さまと、親しいお付きの方々とともに惨殺されております。
その後、犯人やその縁者・関係者、総勢60名を祟り殺した、
ということで、『九州最恐の怨霊』などと呼ばれてますが、
宗像市民としては、ただただお姫さまとお母さま、お付きの方々が気の毒で、
冗談ではなく、そんな怨霊話としてオカルティックに語って欲しくないお話。
菊姫さまを調べていたらどこかのオカルトライターが、
『九州最恐の怨霊!!』『私の友だちが怖い目にあった!!』と
はしゃいで書きたててました。
なんでも、オカルト好きの友だちが霊能者と一緒にウキウキと菊姫さまの墓所
(山田の地蔵尊というとこ。ツチネコ家からもそう遠くないです)、
惨殺現場などを見て回ったら、心霊体験をした!!チョーヤバかった!!
とのことで。
前もこんな風に、どっかのライターと漫画家作の、
『田舎の怨霊話』『今なお続く祟り!』
みたいに書かれてる菊姫さまのお話を見たことがあります。
菊姫さま、18歳で殺されてます、お母さんと、親しい人たちと一緒に。
おまえら、18歳の女の子がお母さんと殺されるって、想像できんのか?
ひとりの若い女の子が、短い人生でどんな思いをして生きてきたか。
いきなり殺されてどんなに無念だったか。
そんなのを想像もせず、怨霊だの心霊体験だの、一生懸命生きたヒトの人生を、
よくも土足で踏みにじれるなと。
私もオカルト好きだけど、対象に愛情と敬意を持てないなら、
オカルト好きなんてやめちまえ!!!!
相手の気持ちに立てないなら、物書きなんてやめちまえ!!!!!
…と、悔しく、悲しくなりました。
菊姫さま、今はふつーの女の子に生まれ変わっててほしい。
お母さんといっしょにお買い物をしたり、恋に夢中になったり、
タピオカの写真を撮って、はしゃいでてほしいです。
お付きの方も皆生まれ変わって、幸せに人生を謳歌してほしい。
祟られて死んでしまった人も反省して、今の世界で幸せになってほしい。
ちなみに、墓所の山田の地蔵尊は緑あふれるとっても良いお寺です。
先人の頑張りのおかげで、宗像市民は平和に暮らしておりますよ~!
と、悔しいやらなにやらで書いてしまいましたが、
じつは先述の通り、菊姫様の墓所は宗像大社とはだいぶ離れたお寺です。
確かに宗像大社を取り仕切っていた宗像大宮司家なんで、お姫さまたちの
弔いをするのも神道にのっとって、というのもあるかもですが、
なんだかちょっと腑に落ちない…いや、気のせいかもですが(笑)
お社はこんな感じです。
お参りするお社の後ろには小さな本殿があるんですが、
この作りが、宗像大社本殿と同じく、男性の神さま仕様になっております。
またもや、主祭神は女性なのに作りは男性仕様…(@Д@)
ただ、こちらは宗像大宮司の男性関係者も祀られてるので、その関係かもです。
とても手入れされた素敵なお宮でした。
参道の長い階段の側には、市の天然記念物の大きなクスノキがあります。
この~木クスノキおおきな木~♪(←あぁぁ…)
じつは何故アレコレ思いめぐらすのかと言いますと…
お分かりいただけただろうかパート2!!!
そう、鳥居をくぐってすぐに、
サルタヒコさまの塚と庚申塚(こうしんづか)が
あったのです!!!
おかわりいただけただろうか…(おかわり?)
『あ、じゃー、じつはここ、
元はサルタヒコさまの神社やね?!』
…ではないです。今までのツチネコの軽石頭からアップデートして、
小石くらいは詰まりましたよ!脳みそに!ホントカナ?!
庚申信仰というのは中国の道教から平安時代にもたらされたものです。
『庚申の日の夜に‟さんし虫”という小さい虫が人間の体から出てきて、
天の神さまにその人間の悪行を告げ口しに行くので、
庚申の日は寝ずに神さまに祈ったり、宴会とかして、虫が出ないようにする。』
みたいな感じの信仰だそうです。
いや、日ごろからさんし虫がムムッと思うような悪いことはやめましょう…
庚申の、『申(さる)』の字から、
日本神道では猿田彦さまの信仰と同一視され、さんし虫を抑えてくれる神、
として庚申塚と一緒に猿田彦さまの塚もあるそう。
田の神さまや、道の神さまともごちゃになってるはず。
あと、もともと日本では『山の神さまのお使い』としてお猿さんが祀られています。
日吉神社の神のお使いはお猿さんです。
そして、日吉神社の主祭神は大山クイ(すいません字がみつからない)さまだそうで。
この大山クイさま、
先ほど書いていた『大物主=大国主の息子さん=
松尾大社の神さま』と、一緒だという説があります。
大国主さまのお后・市杵島姫(いちきしまひめ)さまの、連れ子だそう。
市杵島姫さまのお母さまは、こないだ私が書いた
『イワナガ姫』、とのこと。
そこで仮説なんですが…あくまで!!あくまで仮説です!!
こちらの『氏八満神社』、宗像大宮司家が管理する前は、
大国主さまの息子さん・大山クイさま
お祀りしてあったんじゃないかな~と。
大国主さまを宗像大社から消して、大山クイさまも、消したのではと。
完全に消せない(畏怖しているから?)から、
なにかしら、たとえば男神様式のお宮や、
お使いのサル(サルタヒコさまのサルの字)といった痕跡が、
残るんじゃないかと。
あくまで妄想古代史!!!ですけどね!!!
ただ、へびっちに『もしや…そうなの…?』と聞いたら、
『うん☆』
と、あっさり答えるんで、どーしたもんだか…(@Д@)
不思議と心が引かれて行ったら、猿田彦さまの文字を見つけるし、
なんだかほんとにナゾを呼ぶ神社でした。
…と、こんな風に、緊急事態宣言直前のお参り紀行、
②に、続きます!!次回は、海の見える謎の神社です。
コロナ禍もまだ先が見えませんが、
こんな記事で暇つぶしにでもしていただければ幸いです~~(^ω^)
ほんと知識も付け焼刃な妄想古代史ですが、もしかして、もしかして、
もしかして!!ほんとにそうだったら不思議だな~
と、言う感じでぬるくゆるく、楽しんでくださいませね~(笑)!!