ツチネコとへびっち、おとーちゃんのふるさとへ…!!②~ おじーちゃんが再建した、深山幽谷のお宮を見に行く、の巻~
ゴールデンウィークも蒸し暑く過ぎてゆき、
まーたるさま(楽しい日常と素敵な小説を書かれてるブロガーさまですよ~♡)の
可愛い『こいのぼりカステラ記事』で子供の日の柏餅を思い出し、
へびっちが『へびっち男の子なのにお祝いしてもらってない!(#^ω^)』となって、
今日は柏餅を買いにいくはずがヨモギモチを買ってくるという事態の、ツチネコです。
さて!!今回もツチネコのおとーちゃんの故郷・
良かったら前の記事もどうぞ~~♡♡
※夜中に書いたら文章が変だったんで、ちょこっと加筆&修正しました~(笑)
鎌倉時代末期~南北朝時代を生きた悲劇の皇族・良成親王のお墓の、
向かってすぐ右側に細い道があります。
それをどんどん上って行き、お山の方に入って行くと、
小さなお宮にたどり着きます。
こちらが、『金刀比羅宮(ことひらぐう)』。
けっこうな高さの場所に鎮座しております。
すばらしく見晴らしの良いとこです。
こちらは江戸時代の天明の大飢饉(1780年代頃)に、この地方でも
飢饉と流行病がおこったので、村の人たちが金毘羅さま(こんぴらさま)を
四国から勧請し、お祀りした神社です。
神さまのお陰でなんとか大変な事態を乗り越えたそうですが、
現代になってからはすっかりお宮も老朽化していたので、
ツチネコのおじーちゃんが再建に乗り出したようです。おじーちゃんエライ!
しかし、おじいちゃんが亡くなってからはすっかり足が遠のいていたので、
ほんとに十数年ぶりにお参りにきました。ごめんよぅおじいちゃんと、神さま~。
四国の金刀比羅宮は大変有名な神社ですよねぃ。
ご神体は金毘羅(こんぴら)さまというんですが、これはサンスクリット語で
『ワニ』を指す『クンビーラー』の日本語化でして、
クンビーラーは水の神さまだそうです。
そして日本の『大国主さま』=『大物主さま』とミックスされ、
神仏習合の独特な金毘羅さま信仰が生まれました。
船や漁の守り神であり、病気平癒の神さまでもあります。
なぜ大国主(=大物主)さまとミックスされてしまうのかというと、
もともと大国主(=大物主)さまがお宮を持っており、
そこを『琴平神社』としたそうで、元の元はやっぱり大国主(=大物主)さま、
なのですねぃ。
(お宮はおそらくご本人・ご子息ではなく、一族のどなたかが管理してたのかと。)
ただ、『コトヒラ』という言葉、これが何よりも先!!だとしたら、
そもそも『コトヒラ』=『クンビーラー(ワニ)』という言葉は、
後の仏教からじゃなく、四国に渡来した何者かが伝えた言葉、なのかもです。
この『コト』という語感も、大国主さまの一族・事代主さまの『コト』につながるし、
いったいどれがコトの始まりなのやら…ナゾがナゾを呼びますねぃ…!
(ちなみに、事代主さまの後裔・役小角(えんのおづぬ)という、
モノ凄い超能力を持った行者さんが大昔にいたのですが、
彼は『象頭山で金毘羅さまに会った!!』そーです。…ホントか…?)
こちらはお宮の中。ここに来るとおじーちゃんはまんじゅうをつまみに、
湯飲みに冷や酒を注いで飲んでました。なんちゅうことを…
おじーちゃんは若い時、大日本帝国海軍におりまして、船の写真も奉納しております。
帝国海軍さんは金刀比羅宮の神さまを軍艦の守り神として祀っていたそうです。
機関銃に肩をぶち抜かれても生きて帰ってきたおじーちゃんは、
金毘羅さまにお礼がしたくて、神社の再建をしたのかな~…と。
ツチネコのおじーちゃんは、明治生まれなのに背がものすごく高く、
(亡くなった時も背が高すぎて入らず、お棺を特注した)
顔がビックリするほどバタ臭い、洋風な超ハンサムさんでした(若い時)。
その超ハンサムが災いしたのか、家族はあえなく崩壊…((´;ω;`)
おかげでツチネコのおとーちゃんは悲しい幼少期を過ごし、
超ハードモードな人生を送ってきました。…が、現在は猫好きのただの後期高齢者です。
困ったさんなおじーちゃんのため、父やその兄姉弟・ツチネコのおばーちゃんは
非常につらい思いをしましたが、何故か私はおじーちゃんとよくお話しました。
戦争の話を聞いたり、メロンを一緒に食べたり(笑)。
今になって思えば、なぜこんな山奥に住んでたのに、
帝国海軍に志願したのか…とか、もっと聞いとけばよかった。
そして不思議なのは…
なぜ、江戸時代の矢部村の人たちは、この山奥に
わざわざ四国の金毘羅さまを勧請したのか?
病気平癒や五穀豊穣の神さまなら金毘羅さまじゃなくても、同じ福岡だって
応えてくれそうな神さまはいたはずなのに、なぜ、四国の金毘羅さまなのか???
江戸時代はお伊勢参りとともに、四国の金毘羅さんに参るのが一大ブーム!!
…だったそうですが、やっぱり腑に落ちないとこがある…
そもそもこの土地が、大国主さま一族と
何かしら関りがあるのではないか???
…などと考えてしまいます。
何故なら、昨日upした『老松天満宮』、こちらも時に
大国主さまをもともと祀っていたのに、祭神の鞍替えが行われた可能性がある
神社だからです…!!(@ω@)
(老松天満宮のすぐ横に、何故か『三柱神社』(祭神:大国主さま・事代主さま・
スサノオさま)が、ありましたもんねぃ…)
あ、あくまで妄想古代史・歴史ミステリ~
ですからねーッ!!!
…さて、じつは今回、おじーちゃんが遭遇したこちらの神さま&、
同じ神さまにツチネコが遭遇した時のことを書こう!
と思ってたんですが、
同じ神さまが今ここにきて『書いちゃダメ』な圧をかけるため、
…か、書けなくなりました(焦)。スイマセン!!!
どうやら、元・人間の神霊とは違うみたいですねぃ。
(すいません、神さま、別にふざけてるわけじゃないのですよぅ…(´;ω;`))
矢部にお越しの際は、こちらにぜひ、お参りにいらしてくださいませ!
矢部の人たちを救った、霊験あらたかな神さまです。
決してコワい神さまでないです、姿かたちをあんまり書かれたくないようです~。
※そう、いっつも注釈してるとおり、
神社にいるのは、必ずしもそこに名前のあるご祭神ではなく、
その神さまのお使いだったり、その土地の神さまだったり、古代人だったり、
まったく違うモノだったり、いろいろです。
(…役小角さん、まさか私の会った神さまと同じ方に出会ったのか…?!)
…ということで、矢部からホームグラウンド・宗像に舞台は変わりまして…!
上の写真は、ツチネコのお家のすぐ目の前にある桜並木です。ありがたいことに、
家にいながらお花見ができます!今年も最高にきれいでした~♡(^ω^)
それにしても今年に入ってなぜか『おばーちゃん神さまが脳内に出現したり』、
昼寝してたら『猿田彦さまらしきヒトが脳内にやって来たり』、
ぶっ飛んだ不思議なことがあってからというもの(笑)
昼夜問わずあれやこれやと歴史資料を調べているんですが、
不思議と次々、点と点がつながっていきます。
ただ、どうしても良く分からなかったりすることもあり…
それはへびっちに教えてもらった、
『大国主さまは、東南アジアから来たヒト☆』
という説…!
私が現在、たぶんこれはアリなんじゃないか、と考えてるのは、
イワナガ姫(おばーちゃん神さま。もちろん元・人間!)、
猿田彦さま(こちらも元・人間の神霊)は、高句麗方面からいらっしゃった
古代ヘブライが出自の方々、ということ。
(あくまで素人推理と、へびっちからの言い伝えですからねぃ!)
しかし、私が頻繁にご縁を感じる大国主さまがいったいどこから来たのかは、
まったく判然とせず。へびっちから東南アジア☆と聞いても、???となるばかり。
ところがある日、それは突然NHKからやってきた!!!
受信料徴収の話ではないです(笑)
なんとなく付けたテレビのNHKのドキュメンタリー番組で、
中国・雲南省のお茶の来た道、みたいなのがあってました。
少数民族の方々の文化・お茶の歴史の紹介だったんですが、
なぜか妙に気になる少数民族が一組。それが、ジノー族。
日本人と同じく自然を神と崇拝し、農耕儀礼があり、祖先を祀り、
村には指導者的存在の、男女の長老がいて、巫師(男性シャーマン)がいて、
何より、太陽を最高神として崇拝している、とのこと。
民族衣装にも太陽があしらわれています。
太陽の崇拝というのは南洋諸島からエジプト、
南米大陸に至るまで世界の各地に数多く盛んにあるんですが、
高句麗経由の古代ヘブライ族も、『日輪に八咫烏(やたががらす)』マークや、
『日の巫女』とされる太陽崇拝がありますねぃ…
さらに、
ジノー族には不思議な洪水伝説に基づく、
一族の創生神話があるのです。
『創造主で女神のアモヤオベイは大きな太鼓を作り、
マヘイとマニウという1組の男女を太鼓の中に入れ、
大洪水から救った。太鼓はジノー山にたどり着いた。
それがジノー族の始まりである。』
…という内容なんですが、これ、旧約聖書のノアの箱舟と似てますよねぃ…(@Д@)
旧約聖書の原点はシュメール文明にさかのぼるそうで…
もしや、出どころが同じ方面なのではないか…?!!
そして、じつはジノー族は、同じ系列の少数民族とともに2000年前くらいから、
北方のチベット方面から何らかの事情で、民族大移動をしているのです。
チベット方面の方々は特徴的なDNA型を持っていて、
それは中国や韓国ではあまり見られない型だそうですが、
日本人や東南アジアには共通の型が見られるそうです。
さらに!!ジノー族には『トモーク祭』というのがあるんですが、その由来が
『ジノー族の女性が妊娠したが9年9か月たっても出産しなかった。
ある日、赤ちゃんが母親の7本の肋骨をかみ切って飛び出して来た。
この男の子は1つの手に火ばさみ、もう一方に金づちを持っていて、
生まれたばかりなのに鉄の鍛錬をした。
ジノー族はそれから鉄器を使うようになった。』
というもので、トモークとは、『大きな鉄を打つ』という意味だそうです。
お祭りの日は『太陽太鼓』を叩いて夜中まで盛り上がるそうですが、
この日、なぜか鋳物師に竹で作ったネズミを、プレゼントするそう。
…お分かりいただけただろうか…?!!
じつは日本神話に登場する神さまで、鍛冶の神(鉄を作る神)
というのは、たいてい蛇がトーテムとなっております。
おそらく世界各地でも、鉄器に関わる神さまはトーテムが蛇です。
諸説ありますが、ヘビの体はまっすぐで1つしかない=
片足をこいで溶鉄に風を起こす様子(一本足)、
(1つ目1本足の妖怪;『1本ダタラ』なども、
タタラ民=鉄器製造民族を表していると言われております)
溶けた鉄で損傷する体(片目・片足・片手を失うなど)などなど、
その特徴として『1つしかない』を表す最たるものが蛇であるため、世界各地で
蛇は鋳物・溶鉄の神のトーテム、とされています。
(もしかして、鉄器という技術をもたらす知恵そのものが、知恵の伝道者・
蛇を表してるのかもですねぃ…)
ジノー族のお祭りの風習・鋳物師に『竹のネズミ』を贈る、というのは、
鉄器製造神のトーテム・蛇の好物だから、だと私は思うのです。
そして…大国主さまのトーテム、白ウサギとかネズミとかではなく(笑)、
大国主さまそのものが、
蛇として表されることがあります。
三輪山の大物主さま=大国主さまとされてますが、こちらは大国主さまのご子息・
松尾社の大山咋さまと私は考えてます。
こちらもトーテムは完全にヘビですねぃ。
(※実際、三輪山の神さまは人間由来ではなく、ほんとにへびの神さまです。
大物主さま(大山咋さま)は、三輪さま(蛇神)をお祀りした方だと思ってます。)
大国主さま系列の方々は、すべて蛇が神さま、だと私は思います。
大国主さまで有名な出雲は、古代の鉄の産出国です。川砂も砂鉄でちょっと赤いです。
また、その出雲よりも産出量が多かったのが、矢部に近い熊本県。山鹿市。
もしも大国主さまが最初九州にいて、
なおかつ、蛇をトーテムとする製鉄集団の長、
だとしたら…?!!!
その製鉄技術が、ジノー族のものだとしたら…?!!
ここで思い出す、へびっちの言葉…
『大国主さまは、
東南アジアから来たヒト☆』
そう…妄想の古代史にしかすぎませんが、
大国主さまは現在の雲南省・シーサンパンナと呼ばれる一帯の少数民族・
ジノー族の出自で、
そのジノー族は2000年くらい前から北方から移動してきたチベット系民族…
しかしその神話には『旧約聖書』の影…
製鉄技術を持ち、蛇をトーテムとし、太陽をあがめる信仰…
大国主さまの影響下にあるご神紋は、古代ヘブライ族の『ろうそくの燭台』を
表す、葉脈のある葉っぱや樹木だという説…
これは…もしや…もしや…
失われた10支族の末裔』は、高句麗経由のヘブライ族、東南アジア経由のヘブライ族などに分かれ、
日本列島に渡来していたのでは…?!!
…ほんとはいろいろうちのへびの子から聞いてるんですが、
まだアレコレ確証が持てず、書くほどまとまりません(TωT)
ジノー族の南下も2000年前くらいと言われてますが、
すでに2000年前は日本に稲作が入ってきており、
本当はもっと前からいろんなルートでいろんな民族が来ていたかもですねぃ。
また、日本人のDNAベースは意外にも縄文系だそうで、弥生系が多いかと思ったら
そーでもない、みたいな(笑)。
謎は深まるばかりですが、これがまた、面白いんですよねぃ(笑)
まだまだ探っていくことがいっぱいなので、次回もお会い出来たら幸いです~♡♡
オマケ!
こちらは『ご来福』というサイトからお借りした画像です。
今回の矢部の旅、へびっちが『ピャ~~!!(@Д@)』
となるような神社はなかったんですが、
唯一、矢部に入った途端、へびっちが『ピャ~!!(@Д@)』化した場所、
それは日向神ダム周辺の、大きな大きな岩山!!でした。
(画像の岩とは違うと思うけど、こんな感じです)
はっきり言わないのでわかりませんが、たぶん、
デッカイ龍が巻き付いてるんだと思います。
へびっちがびびるのは人間由来の神さまより、自然由来の強力な方々のようです。
おまけ2!
ほんとおいしいので、矢部にいくことがあったら、ぜひご賞味ください、
宇宙最強のヨモギモチです(笑)!!
というわけで、次回も良かったらステイホームの暇つぶしにでも、
読んでいただければ幸いです~~♡♡(^▽^)